メシヤ講座・特選集no.9 (平成13年8月分)

<質疑応答形式です>

事故原因の究明と共に犠牲者の救霊が急務

<質問者> また、言いようのない惨事が明石市で起きましたが、どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?

事故のことを考えると、胸が痛くなりますね。日本はどうしてしまったのだろう、と考えても仕方がありませんから、大事なことを幾つか話しておきます。辛い話になりますが、事故死の場合「地縛霊」になります。メシヤの教えでは、通常30年間です。理不尽な亡くなり方をして、その上30年間もその場に地縛されなくてはならない訳ですから、大変お気の毒です。その事を考えれば、地縛期間を短縮する取り組みをしてあげたいですね。ご遺族の方は、辛くとも何処で息を引き取ったかを救急隊員に確認をして、その場で慰霊に取り組むことが何よりも大切です。

次に、群衆の中で亡くなられた方は、来世で群衆を恐れる‘精神の癖’を持つ可能性があります。例えば、メシヤの教えでは、火癲癇は前世において火事で亡くなられた人に起きる、とあります。それ程、亡くなり方というのは来世に影響を及ぼします。それ故に、事故原因の究明が進展するごとに、霊前に報告し、また「このように改善されたので、二度とあのような事は起きない。安心して欲しい」と切々と語り掛けをします。しかも、「あなたの死は悔やんでも悔やんでも余りあるが、霊界に旅立った以上現界に執着を残さず、霊の浄化に努めてください」と祈っていきます。執着を残すと、早く生まれ変わり浄化不充分の状態である可能性が高まりますので、不幸な生涯を送らねばならなくなります。

こうしたことからも、主催者側の責任はもとより、事故後の対応が重大ですね。それにしましても、主催者側の集中力や勘働きの無さが気になるところです。近年様々なイベントで、イ-ジ-ミスが増えていると言われます。スポ-ツ大会でも国旗や国歌を間違えるといった事がある。少なくとも東京オリンピックの頃は無かった。また同時に、仮に主催者側にミスがあっても、あのような事故は起きなかった。その事がこれからの日本の課題です。誰が悪いという事ではなく、一人ひとりが今の日本を構成しているという自覚を持たないといけませんね。皆さんも共に考えていただきたいと思います。

メシヤの教えでは、イベントなどによる事故は主催者に誠が不足しているからだ、とあります。これは何にでも当てはまるようで、夫々の司らに誠が無いと、様々な問題が生じてきます。誠を持って事に当たる、という姿勢を持つことが何よりも大切ですね。神は、能力と誠を比べた場合、誠を取るといわれています。『誠が一等』と教えています。徳育の中で是非反復していただきたい事ですね。それから、先の参議院選では、心配していたように投票率が低かったですね。あれは依存性の現われです。日本人全体が幼児化しています。もっと大人になるような教育をせねばなりませんね。そして食事ですね。イライラしたり、すぐ腹を立てたり、自己主張が強すぎるのは、食事の西洋化が大きく原因しています。躾や教育とあわせて、食育にも心を注いでいかねばなりません。

「安全神話の崩壊」などと穿(うが)った言い方をするのは簡単ですが、一人ひとりがよりよい社会を作ろうという姿勢を持ちたいですね。行政のトップである霞ヶ関が、先ず変わらねば日本は良くなりませんよ。天下り先を死守する事に汲々としているようでは、官僚の精神に悖(もと)る。何と言っても、人の指標にたつべき立場ですからね。また政府は、今の日本を建て直すための「方向性」「メッセ-ジ」「やり方」をはっきりさせていかねばいけませんね。

天津祝詞は自分のために奏上するもの

<質問者> 御神体を奉斎した家庭では、朝は天津祝詞、夕は善言讃詞を奏上するように教えられましたが、奏上の意味と仕方を教えてください。

天津祝詞は、大和民族の宗家に当たる神様が創られたもので、祓い詞(はらいことば)ですね。ですから、神様のために奏上するのではなくて、自分のために奏上するという意味合いが強いですね。神様から力をいただきつつ、祓い詞を唱え自分自身を浄めていただく。家族を、家庭を、更には地域を浄めていただくという姿勢ですね。言葉を丁寧に発声し、浄めていくように奏上することが大切です。また、メシヤの教えに『日本人の声は、‘鳥の声’』とありますから、高らかに奏上しましょう。そうですね、丸く丸く、段々高まっていくようにイメ-ジすると良いですね。私が若い頃の事ですが、奏上の仕方の事で当時の先輩や同僚に色々言われまして悩んでしまったことがあります。その時に、メシヤ直々に夢枕で天津祝詞を唱えてくださり、見本を示してくださいました。私は以来、それを目指して毎回奏上しています。

善言讃詞は、メシヤ直々の言霊ですね。熟読すれば、この世の中が天国になっていく型が詠み込まれていること、をお解りいただけると思います。ですから善言讃詞を奏上していきますと、天国化が進みます。小さくは、自分を天国天人にしていただくという気持ちで奏上し、家庭、地域、国家、世界というように想念を大きくしていくと良いですね。天津祝詞と同じく、言葉を丁寧に発声してください。御神体からス-ッと光が自分に入ってきて、言霊に威力が備わる。だから御神体の御前で奏上するのです。

それから、参拝の時だけでなく、善言讃詞を心掛けるという事が大切です。つまり、善い言葉、明るい言葉、建設的な言葉、感謝の言葉・・・そうした言葉を日常的に心掛けていくのですね。それが、天国建設の歩みの一つです。

天国的生活の第一歩

<質問者> メシヤ教にご縁をいただいてから、最近ではベランダで洗濯物を干す時など遠くに見える山に眼が行くようになりました。今まで仕事や、家事等々に追われて景色を見逃していました・・・。

メシヤの教えに『本来信仰の理想とする処は常に安心の境地にあり、生活を楽しみ、歓喜に浸るというのでなければならない。花鳥風月も、百鳥の声も、山水の美も、悉(みな)神が自分を慰めて下さるものであるように思われ、衣食住も深き恵みと感謝され、人間は固より鳥獣虫魚草木の末に到るまで親しみを感ずるようになる。これが法悦の境地であって、何事も人事を尽くして後は神仏にお任せするという心境にならなければならないのである。』とありますが、少し近づきましたかね。この教えは、暗記できるまで毎日読み、心掛けていきたい内容ですね。

最近はアウトドア-ブ-ムですが、人工的な灯かりの無い所で夜空を見上げますと、天の川が手に届くように見えます。天の川は、銀河系の中心の方角を見た時の景色だそうですね。ご承知のように、私達の住む太陽系が所属する銀河系は200億個の光星の集まりで、直径10万光年という壮大なものです。また、宇宙には1000億以上の銀河が存在すると言われています。宇宙は、人間の思考を遥かに超えた大きさですね。しかも、光の速度で拡大しています。私たちが宇宙の事を話している間にも、光の速度で大きい存在に変化しているのですね。その中に奇蹟的に生命が宿る地球がある。そして恙無(つつがな)く運行されています。自ずと感謝の念が湧いてきますね。

人体の資源化やクロ-ン人間計画に懸念

<質問者> クロ-ン人間づくりは基本的人権の一部だ、と主張する学者まで出てきて、クロ-ン人間計画の是非をめぐる論争が激化していますが、どう思われますか?

クロ-ン羊ドリ-を誕生させたイアン・ウィルムット博士は「277の細胞を試し、わずか1つだけ成功したのがドリ-だ」と語り、奇形や流産の危険性を訴えている事が新聞にも出ていましたね。しかし隠れてでも計画を進めるでしょうね。私は、その前に、人体の資源化について強く懸念を示しておきたいと思います。現在問題になっていますヤコブ病訴訟など、耳にするごとに、胸をかきむしられるような思いです。交通事故で頭蓋骨骨折をした人などが、本人は勿論家族も何の説明を受けずに、コウ膜を移植されたというのですから驚きです。しかも海外からの輸入品です。イタリアでは、骨の医療品化がものすごい勢いで進んでいるそうですね。ゾッとしますよ。デカルト以来の極論がこうした考えを生み出してきたのですね。

それで、クロ-ンですが、劣化が進むだけだと指摘する専門家もいます。米コロンビア大学医学部のエリック・ショ-ン教授は、読売新聞の問いに「なぜセックスは必要なのか。それは、二つの個体の交配で異なる遺伝子を掛け合わせ、遺伝子の劣化を防いで弱点を補うためだ。このため、ヒトは優秀な遺伝子を持っている相手を探す。しかし、クロ-ン人間は単なるコピ-だ。何度もコピ-すれば原画の色があせるように、コピ-は劣化が進むだけだ。進化上の問題は大きい」と答えています。私は退化に繋がると見ています。果実など、同じ木で受粉を繰り返していきますと原始に帰っていきますね。退化は自然の摂理に反しますね。

因みに、メシヤの教えでは『混血をした方が優秀な人間ができる』とあります。国際結婚は大いに奨励されるべきことですね。

自然農法と有機農法の違いは、土に対する考え方

<質問者> 私は畑を少々作っています。安全なものを作りたいと思って農薬を使わないために草が多くて、その処理に困っています。

草が大切です。草を取りましたら干しまして、それを土の上に被覆するのです。そして土の乾燥を防ぐのです。土は乾燥しなければ威力を発揮してくれます。よく、草を土に混ぜたり、草を被覆すると肥料になると思っている人がいますが、それは勘違いです。近年「有機JAS」マ-クというのができて、原理を間違えている人が増えて少々困惑しています。私は、今年荒地だったところを耕し、きゅうりの苗を2本植えましたが、草の被覆だけで、猛暑の中水もやらずに数十本の収穫を得ました。ただ形は色々ですよ。今農家の方々の苦労は、商業主義の波に翻弄されているということと、消費者が無知化しているという事ですね。

それから、土は作物を選びますから、適地適作を心掛けねばなりません。また土壌の性質は、作物を作った後変化しますから、作物の順番を考えて作付けせねばなりません。農業は頭を使わねばやれないですよ。先程土の威力という話をしましたが、人間は土を作ることはできません。しかし、土は乾燥しきってしまうと砂になり、乾燥を防ぐと土のままでいてくれます。その事を考えると、有機といえども肥料を使用するのは土の本質を解っていないということですね。ましてや化学肥料ですね。最近の研究では、味覚障害の一因に化学肥料の使い過ぎが指摘されています。農作物から摂取すべき、微量元素の含有量が減少しているというのです。‘若者食’の問題と合わせて考えるべき事です。冒頭でも触れた食育は急務ですね。

(この内容は、8月に各地で開催されたメシヤ講座の中から抜粋したものです。)

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