メシヤ講座・特選集no.15(平成14年2月分)

死後の不安

 先月、死後『四十九日』の間の取り組みが大切、というお話を伺いました。私は所謂独居老人ですので、お寺に永代供養を頼んでいますが、『四十九日』のことが心配です。「メシヤの教えでは『(死後)極善のものは直ちに天国に昇り、極悪のものは直に地獄に落ちるのである。』とありますので、準備をしておけば大丈夫ですよ。極善の人になれば、四十九日を待たずとも瞬時に天国に行けるのです。

霊界生活については、『抑々(そもそも)人間は、現世において人類社会の為与えられたる天職使命を完全に遂行すべきであるにかかわらず、そのほとんどは事物の外郭のみを見、不知不識(しらずしらず)の内に悪に属する行為を重ねるため、それが罪穢れとなって霊体に曇りが堆積する。したがって死後霊界人となるや、その罪穢れの払拭が厳密に行われるのである。』とあります。

ここで大切なことは、天職使命を全うするということと物の本質を見るということ、罪穢れを堆積させないということです。

そこで、今年の課題としてもらいたい教えとして提示した『神格をいただく道』が重要な意味をもってくるのですね。生活の中に降ろして考えてもらいたいのです。どの項目が自分に欠けているか。それが課題となるのです。朝起きてから夜眠るまでの自分の心言行を顧みると、‘まずこれからだな’ということが見えてきます。

『人事百般完全は望むべくもないが、一歩一歩その理想に近づく努力こそ、人として最尊最貴のものであり、斯(かく)の如き人間こそ生甲斐ある真の幸福者と言うべきである。』とありますから、一歩一歩コツコツ取り組むことが大切ですね。また、その姿をメシヤ様はご覧になっています。」


健康希求が健康に繋がるか・・・・・薬は新たな病気を生む

 私は鼻炎に悩まされていましたが、アドバイスいただきましたように、首筋の凝りを根気よく揉み解しては浄霊することを重ねましたところ3日程で治りました。本当にありがとうございました。首が凝るということは、やはり、かつて薬好きだったことも関係しているのでしょうか?

「まずは良かったですね。鼻炎の原因については、昨年3月のメシヤ講座を思い出していただきたいのですが、首の凝りというのは様々な要因遠因が考えられます。

ご質問の薬についてですが、やっと厚生労働省が動き始めつつはあります。とは言うものの、手ぬるいですね。まあ健康保険制度改革に対する族議員の対応を見ればそれも仕方ないとは思います。先日、‘不安な気持を落ち着かせる抗不安薬を長く服用していると、薬物への依存が生じることが分かり、厚生労働省は使用上の注意を改定するよう製薬会社に指示した’という記事が出ていました。

これでは適切に対処したことにはなりませんね。依存が生じるということは、新たな病気を生むということですから、そのことをはっきりと述べなくてはなりませんね。そして、このことは薬全般にあてはまることなのです。

しかも、日本は欧米に比べて、その系統の薬の使用頻度が6~20倍も多いいそうです。所謂精神安定剤として、漫然と使用されている例も少なくないと言われています。人間にとって最も大切な精神に関わることについて、あまりにも安易ですね。もうこれは○○○○○○○の陰謀にまんまとやられているとしか言い様がありません。

それから歯の治療法にも問題があります。近年よく言われる‘キレる子ども’。そのキレる要因の中に食生活や家庭環境の問題に合わせて、歯の治療に使用する金属の影響が挙げられています。あなたはどうですか?」

 かなり治療しています。

「それでは、そのことも認識しておかねばなりませんね。絶えず影響を受けて、イライラする原因の一つとなっている、とね。解っていれば対策は立ちますからね。ストレスという点についても昨年言ってありますから、参考にしてください。ただ、忙しくて常に時間に追われている人とか、仕事に追いかけられている人はストレスが多いと思われがちですが、そうとばかりではありません。

ストレスというものを忙しさと受けとると、少し違います。精神的に不快ではなく、あるいは嫌なことでなく、やり甲斐のあることならば、忙しくともストレスは余りありません。反対に暇であっても、窓際族の状態やハロ-ワ-ク通いの状態ではストレスがたまります。どのような状況でも、やり甲斐を見出し、快適に過ごすことが肝要です。」


健康の希求が健康に繋がるか・・・・・健康食品にも注意

 先程の健康問題に関連してですが、今年度の「特定保健用食品(通称トクホ)の市場規模は約4千120億円だそうです。健康補助食品(サプリメント)は約8千億円だそうですが、日本人全体が如何に健康不安を抱えているかですね。この現状は異常と思いますが、いかがでしょうか?

「不景気なんて嘘のようですね。トクホは2年前に比べて2倍の伸びといいますから大変なものですね。専門家は、‘日常の食生活が基本である’とアドバイスし、1.健康食品で病気を治すことは難しく、食事や運動と併せて使う 2.野菜の栄養分をサプリメントで取っても、野菜自体を食べた時の効果には及ばない 3.過剰に摂取すると危険なものもある等々を指摘しています。

私は、薬に対する考えと同様で、‘非常時には仕方がない’という考えです。それに依存したり、それを食生活と勘違いをしては、人間としての楽しみが奪われてしまいますから、本来のあり方ではありませんね。

また、メシヤの教えでは『純粋化した栄養成分そのものの摂取は、人体の持つ機能を退化させる』と指摘しています。純粋化したものを口にした場合、身体は消化ということをしなくて済む訳です。するとその部分が働かなくなる。食生活の西洋化が進むことで、日本人に大腸癌が増えたように、これからは小腸癌が増えますよ。狂牛病の問題も、日本人は別の観点から見ておかねばなりませんね。

それから、人間の身体は、極微量ながら化学反応の連続です。ですから、純粋化したものを口にすると、場合によっては身体のバランスを崩してしまいます。最近、塩の専売制がなくなったお蔭で様々な国のいろんな塩が手に入るようになり、食生活が豊かになりました。すると塩分の取り過ぎのことが心配になる人がいます。心配すべきは、化学合成された純度の高い塩のことなのです。

純粋すぎるから、かえって人体に影響を与えるのです。日本人はもっと賢くならねばいけませんね。」


今の日本人には、考えておかなければならないことがいっぱいある

 先月、民主主義の成熟度のお話がありましたが、日本は政治経済共に最悪のように感じますが、いかがでしょう?

「アメリカの圧力でしか進まない面がありますね。だから政治家はアメリカばかり見てきた。あるいは先進国ばかり観てきた。だから、鈴木宗男さんみたいな人が隙間の外交を担って、外務省に影響力を持つようになったのですね。それで観てきたのはよいが、アメリカが頑なに堅持しているものや努力しているところを見落としている。そこが問題でしょうね。

機密費の問題にしても、外交には必要なんです。地上天国ができるまではね。しかし透明性は必要です。国民のお金ですし、国民のために使うのですから、国民の代表の一部には公表せねばいけません。そのかわり、機密費という性格上、公表された者は‘厳しくチェックするが、一生しゃべってはいけない’ということが課せられる。ここが問題ですね。日本の議員はおしゃべりですからね。(笑い)

アメリカは徹底しています。経済についても同じです。アメリカは実に見事な部分を持っている。マイクロソフト社が独禁法に触れたとする問題がありましたね。日本人の中で、あの問題を正しく評価した人は少なかったのではないでしょうか。あの問題ほど‘法の精神’に貫かれたものはなかったと言えるほど、唸らせるものがありましたね。

誰にでも公平なチャンスが与えられねばならない。そのことを阻害するものは正されなければならない。そうすれば、公正な競争社会が維持される。アメリカの仕組みと監視システムは凄いとしか言い様がありませんね。その点日本は未成熟です。

不良債権処理のことを考えれば、一目瞭然です。誰が不良債権を作ったのですか。そのことを日本人は既に忘れているかのように、振舞っています。外国人は忘れていませんよ。『HIROHITO』著者で知られるニュ-ヨ-ク州立大学のハ-バ-ト・ビックス教授は‘日本のヤクザと呼ばれる集団が日本の経済に深刻な打撃を与えている衝撃的な事実を忘れてはならない。銀行幹部や財務省幹部、さまざまな経済ブロ-カ-、そしてヤクザたちが共謀した結果生じたことは世界中で一般常識となっている。’と述べています。心しておかねばいけませんね。

また、日本の政治の歩みについて‘ヤクザと銀行家、保守政党政治家などとの癒着は戦後間もない頃から始まっていた。強力な官僚グル-プ、脆弱な首相の指導力、そして連立内閣が持つ権力の薄弱さ、エリ-ト政治家や政党が伝統的に関わっていた右翼やヤクザという地下組織とのつながりが日本の保守政党政治の特徴である’とも述べています。海外の目ですね。」

グロ-バリズムが失わせるもの

 アメリカの言うグロ-バル・スタンダ-ドは、ある意味で正しいのですね。

「正しいということでもないと思いますよ。ある意味では担わされているということでしょう。アメリカは資本主義の旗頭ですし、資本主義がグロ-バリズムという面をもっています。問題は世界の均質化が進んでいるということ、そして均質化した生活様式に人間を依存させるということです。もっと言えば、人間を商品に依存させる、ということです。

これが『事物の外郭のみを見・・・』(冒頭参照)ということに繋がるのですね。グロ-バリズムは生々しい人間生活を単純化し、抽象化して行き、生きていることの内容を乏しくさせます。そうした‘負’の部分をしっかり見ておかねばなりません。その上で、本来の人間生活は如何にあるべきか、をしっかりと問い続けなければなりませんね。現代人にとって、生きることの価値を全うすることができるか、が課題ですね。

本当の意味での『自立』が、現代において最も必要なことでしょうね。」

お彼岸の慰霊祭

「よき風習や伝統を守るということに、重要な意味が出てくると思います。もうすぐ3月です。お彼岸を迎えますね。3月の家庭慰霊祭は21日に行ってください。それぞれの土地、家風に沿って誠を持って祭行していただけば結構です。

そして、お彼岸と共に桜前線が北上します。よい季節を迎えます。このような時にこそ、『天国的生活』という教えを自分のものとして魂に定着させてください。草花の芽吹きを眼にした時、小川のせせらぎや鳥のさえずりを耳にした時、‘神様が私を慰めてくださっている’と感じてみてください。きっと、豊かな心になりますよ。」

(この内容は、2月に各地で開催したメシヤ講座から抜粋したものです。)
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