メシヤ講座・特選集no.18(平成14年7月分)

浄化作用は神様の愛

 私は、これまで浄化作用を神様の愛というようには受け止められませんでした。特に以前所属していた他宗では‘言うことを聞かないから、浄化するのだ’というように脅かされました。ですからどうしても恐いものと受け止めていました。

「組織信仰の弊害ですね。脅かすというのは、便利ですからね。残念な形で指導を受けてきたのですね。しかしこれまではこれまでで、これから考え方を転換すればよいのですよ。

浄化作用を互いに称えていきたいですね。肉体がきれいに浄化され、魂が清くなる訳ですからね。そして魂が清くなった人が地上天国建設のために役立つのです。また幸福になるのです。

ただし、先祖の警告ということはあります。これは、子孫繁栄を願う先祖は、一家の当主が過ちを犯したり、罪穢れを積み重ねるようなことがあると、警告を与えたりするということです。家庭で申しますと、子供の怪我などは親に問題がある場合が多いですね。しかし、怪我をするということは頭の霊が曇っていますから、そのどちらが原因であるのかを見極める叡智が必要ですね。

ですから、メシヤの教えでは『信仰の目的の一つは、叡智を磨くことだ』と述べられています。因みに警告を与えるのは、先祖ですよ。仮に‘神が与えた’などと言われたら、低級な神格と思って間違いないですね。」

奉仕の意味

 先程の話とも関連するかとも思いますが、所属している宗教の施設の清掃奉仕にはよく取り組むが自分の家の片付けや掃除はサッパリ、という人がいます。これは先月のお話にあった、精神の癖を取るということには繋がらないのではないでしょうか?

「まあ、便利に使われているに過ぎないのでしょうね。可哀相ですね。

よく寺には落葉樹が植えられてあり、修行する人は掃いても掃いても落ち葉が落ちてくる中で清掃奉仕に取り組むのですね。ご存じのように、修行のためにわざわざ植えてあります。落ちてくる葉に不満を抱いたり、落葉樹を植えてあることに不平を抱いたりしつつも、奉仕に取り組むと精神が鍛えられます。宗教施設の清掃は、こうしたことが基本にあります。

また、清掃奉仕に取り組んだら、自宅でも同様に清掃しなくては何にもなりませんね。その点、清掃の練習なのですね。現代は清掃の仕方をきちんと躾けてもらっていない人が多いですからね、尚更その意味は大きいですね。宗教教育の一つがこの清掃なのです。

そして、自宅でどのように取り組んでいるのかを観察することが、訪問活動なのです。相手の精神状態を見ることができるのです。また折に触れて、調度品の置き方なども見て、それとなくアドバイスして上げる。しかもその内容をどのように理解するか見ていくのです。

宗教というものは天国を造るために存在する訳ですから、人々の生活が天国的生活になっていかなくては使命を果たせません。天国的生活を営むようにお世話していくべきなのです。また、天国化のアドバイスの受け止め方が霊性の向上の度合いにもなるのです。口でどのように上手なことを言おうが、もっともらしいことを言おうが、あるいは偉そうなことを言おうが、その人の生活が天国的にならねばダメです。」

宗教をいくら熱心にやっても問題が解決しなければ・・・

 いくら信仰熱心でも幸せにならないというのは、そうしたことが原因でしょうか?

「そうですねぇ、家で問題を抱えていて、それから逃げるために清掃奉仕に通う、ということが意外と多いのでしょうね。それでは本来の在り方ではありませんね。マスタ-ベ-ションになってしまいますね。信仰の本当の喜びを得ることは難しいですね。静めのエイトスなんて言っている向きもありますがね。

奉仕というのは魂を浄めて、徳を積むということのためにあります。ご参拝というのは感謝を捧げ力をいただくためにあります。問題を解決することや願い事を実現することのために力をいただくのです。神仏によっても違いますが・・・。

先月もお話致しましたが、問題解決への方向性を見出しても、課題に取り組む過程で心の弱さが出る場合があります。その弱さを克服する力を神様は下さいます。また正しい祈りは必ず叶えられます。叶えるための力を授けて下さいます。神様はそういう役割を担っておられます。

一方、課題そのものは、初めの内は‘課題’として意識して取り組まねばできません。それができるようになり、‘課題’として意識しなくてもできるようになります。ここまで来ると習慣化してきた訳です。しかしここでは課題を達成したことにはならないので、取り組まないと気持が悪い、という心境に達しなくてはならないのですね。」

日本政府も問題解決に本腰を入れて欲しい

 最近の日本では重要な法案が目白押しなのですが、有事立法、道路公団の民営化、住基ネット、どうもしっくり来ませんね。

「現代のところ多くの国は、世界平和というものは建前で、国益第一主義ですね。また外交というものは戦略と戦略のぶつかり合いです。ですから、有事立法の前にやらないといけないことがたくさんあります。日本は核を嫌っている人が多いいけれども、アメリカの核がなければ日本の安全は成り立ちません。今のところ。

また、不審船問題など東アジア情勢は非常に複雑で不安定です。日本政府や外務省がどのような戦略を有しているのかは、明確ではありません。これは、話が飛ぶように思うかもしれませんが、道路公団の問題とも共通しているのです。アメリカの高速道路は無料です。そのアメリカの国債を最も買っているのは日本です。これは敗戦国の宿命だ、という人もいますが、ドイツは敗戦処理を大方片付けていますし、ドイツの高速道路は無料です。

これはどう見ても、政治の質の違いのように見受けられます。道路公団の民営化ではなく、高速道路の無料化を実現する方針を打ち立てる方が先決です。日本人は多大な不利益を被っているのですからね。ただし、工事費は民営化した方が断然安くなります。JRと国鉄を比較すればよく解るはずです。ODAというものを検討することと、日本人の生活はいかがなものかということを精査して、改善を加えていかねばなりません。

それにしましても、民営化推進委員会に対して公団から資料が提出されないようですね。ただただ呆れますね。公団本体が赤字なのに、ファミリ―企業が黒字だというのは、そこに何か報告できないことがあるのだろうと思われますね。『国の司等が誠を持ってやるべき』とメシヤの教えにあります。その方向に進まなければ、日本は良くなりません。

住基ネットについては来月からですから、話はそれからでもよいとは思いますが。問題は水晶世界へ向かう段階と、個人情報の保護の問題です。来年配布予定の住民基本台帳カ-ドの内容ですね。これが大変問題ですね。このカ-ドには、ICが埋め込まされている。コンピュ-タ-の機能をもっている上に、非接触型カ-ドです。

株や先物取引、公益ギャンブルの当り券の換金の際などにカ-ドの提示を義務付ければ不労所得を捕捉し課税できる。これは困る人は困るでしょうが、水晶世界には一歩近づくことになります。しかし、徐々に情報量を増やしていった時に、信頼できるかというとそうは行きませんからね。政治不信、官僚不信で溢れていますからね。

その上に、非接触型カ-ドが大変心配なところがあるのですね。カ-ドから情報を盗む器械を作れば、非接触型だけに簡単に情報を盗むことができてしまうのです。こうしたところで詰めが甘いのです。幼稚だ、と海外から数々指摘されても致し方ないですね。為政者の方々にも精神の柔軟性が必要ですね。」

ものを知らない日本人が増えている?

 海外から馬鹿にされていると思われることが多くて、苛立ちますね。残留農薬が大量に検出された中国野菜については呆れて物も言えません。日本はどうなってしまうのでしょうか?

「中国の生産者や輸出業者は、‘日本人は虫食いがあるものを嫌う。見てくれが悪いと商品にならない。’とテレビの取材で言ってました。日本人にも否はある、と言わざるを得ませんね。日本人は物を知らなくなった、としか言いようがありませんね。

野菜は本来どのような形をしているかを考えれば、例えばキュウリなどは曲がっていなければ食べる気が起きませんね。しかし実際には、真っ直ぐなものの方がよく売れる。こんな日本人に誰がした?と叫びたいですね。教育が悪いのか、躾ができていないのか。

経済至上主義の弊害でしょうね。多くの生産者は‘換金作物’という考え方に染まってしまっています。これは、アフガニスタンでタリバン政権が倒れた直後からケシ栽培が再開されたことと同じ考え方ですよ。ケシは小麦の100倍の収益があるそうですから、最も手っ取り早い‘換金作物’なのですね。

今、スロ-フ-ドの運動が繰り広げられていますが、その精神を見習わなければいけませんね。」

(この内容は、7月に各地で開催されたメシヤ講座から抜粋したものです。)

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