メシヤ講座・特選集no.26(平成15年3月分)

癲癇(てんかん)の発作を起こした人への浄霊

 先日、勤務先の店舗でお客さんが癲癇(てんかん)の発作を起こして、救急車を呼ぶ事態が生じました。私はすぐさま浄霊をさせていただきました。頭を5分くらいさせていただいたでしょうか、正気を取り戻しました。救急車が到着する前に‘ありがとうございました’と礼を言って立ち去りました。

その翌日、今度は過呼吸で‘袋をください’という方がいまして、袋を差し上げて浄霊を致しました。やはり頭を5分から10分させていただきましたら、‘ありがとうございました。楽になりました’とお礼を言われました。咄嗟の場合でしたが、頭を浄霊する方法でよいのですね。

「楽になったのですからそれでよいのです。それより、その方々へ浄霊の仕方を教えてあげましたか?」

 ― いえ、咄嗟の出来事でしたので、‘よかった’という思いで・・・。

「それでは永遠の救いになりません。‘浄霊’の本なり渡して、‘自分でもできますよ’と教えてあげると、尚よかったですね。」

 ― これからいつもバッグに入れておきます。

「そうしてください。浄霊の力を身に付けることができさえすれば、救われますからね。特に癲癇の場合、発作が起きて気を失っている間に脳細胞が痛むらしいので、可哀相です。それから、頭の浄霊でよかったのか、ということでしたね。原因は深いところにあります。今月はお彼岸の月でもありますので、関連する教えを引用いたします。その内容を意識して根気よく浄霊をいただくことが大切です。」

死後の種々相

『死にも種々あるが、脳溢血や卒中、心臓麻痺、変死等のため、突如として霊界人となる場合があるが、何も知らない世人は病気の苦痛を知らないからむしろ仕合せであるなどというが、これらは非常な誤りで実はこの上ない不幸である。それは死の覚悟がないため霊界に往っても自分は死んだとは思わず相変わらず生きていると思っている。

しかして霊線は死後といえども血族の繋がりがあるから、精霊はそれを伝わり人間に憑依(ひょうい)しようとするが、憑依せんとする場合衰弱者、産後貧血せる婦人、特に小児には憑依しやすいので、多くは小児に憑依する。これが真症小児麻痺の原因であり、また癲癇(てんかん)の原因ともなるので、小児麻痺は脳溢血の如き症状が多いのはそのためであり、癲癇は死の刹那の症状が現れるのである。

例えば泡を吹くのは水死の霊であり、火を見て発作する火癲癇は火傷死であり、その他変死の状態そのままを現わすもので、夢遊病者もそうであり、精神病の原因ともなることもある。

次に変死について知りおくべきことがある。それは他殺自殺等すべて変死者の霊は地縛(じばく)の霊と称し、その死所からしばらくの間離脱することができないのである。普通数間(1間は約1.818m)または数十間以内の圏内に居るが、淋しさの余り友を呼びたがる。世間よく鉄道線路等で轢(れき)死者ができた場所、河川に投身者のあったその岸辺、縊(い)死者のあった木の枝等よく後を引くがこの理によるのである。

地縛の霊は普通三十年間その場所から離れないことになっているが、遺族の供養次第によっては大いに短縮することができ得るから、変死者の霊には特に懇(ねんご)ろなる供養を施すべきである。そうしてすべての死者特に自殺者のごときは霊界に往っても死の刹那の苦悩が持続するため大いに後悔するのである。何となれば霊界は現界の延長であるからである。』

生と死

『霊界なるものは人間に対し如何なる関係ありやというに、それは現界において、神よりの受命者として人各々の業務を遂行するにおいて、意識せると意識せざるとにかかわらず、霊体に汚穢(おえ)が堆積する。それと共に肉体も、病気、老衰等によって受命を遂行し難くなるから、一旦体を捨てて霊界に復帰する。すなわち帰幽である。昔から霊の抜けた体を称してナキガラということや、肉体をカラダというのもそういう意味である。

そうして霊魂が霊界に入るや、大多数は汚穢(おえ)の浄化作用が始まる。汚穢(おえ)の量によって霊界生活においての高下と浄化時限の長短があるのは勿論で、早きは数年、数十年、遅きは数百年、数千年に及ぶものさえある。そうしてある程度浄化されたものは、神の受命により再生するのである。

上記は普通の順序であるが、人により順序通りゆかぬ場合がある。それは生に対する執着であって、死に際会し生の執着が強いものは、霊界の浄化が不充分でありながら再生する場合もある。こういう人は不幸の運命を辿るのである。何となれば浄化不充分のため、前生における罪穢(ざいえ)が相当残存しており、それの浄化が発生するからである。

この理によって世間よく善人にして不幸な人があるが、かかる人は前生において罪を重ね、死に際会し翻然(ほんぜん)と悔悟し、人間は未来永劫悪は為すまじと固く決心し、その想念が霊魂に染みついており、浄化不充分のまま再生するを以って、悪を嫌い善を行なうにかかわらず不幸の境遇を辿るのである。しかしながらこういう人もある期間不幸が続き、罪穢が払拭されるにおいて一躍幸福者となる例もまた尠(すくな)くないのである。

またこういう人がある。自分の妻以外の女は知らないという品行方正を誇りとするのや、妻帯を欲せず、独身同様に終わるものもあるが、これ等の人は前世において婦人関係によって不幸の原因を作り、死に際会し女性に対する一種の恐怖心を抱き、その想念が霊魂に染みついているためである。

その他鳥獣、虫類等のある種に対し、特に嫌悪または恐怖を抱くものがあるが、それ等もその動物によって死の原因を作ったためである。また水を恐れたり、火を恐れたり、高所を恐れたりするのは、それ等が原因となったためである。

(中略)人間は死に際し、執着や恐怖等なく、平安に大往生を遂ぐるよう、平常から心掛くべきである。

生まれながらにして畸形や不具者があるがこれは霊界において、完全に浄化が行なわれない内再生するからである。例えば高所から転落して手や足を折った場合、それが治り切らない内に生まれてくるからである。

また早く再生する原因として、本人の執着のみでなく遺族の執着も影響する。世間よく愛児が死んでから間もなく妊娠し生まれるという例があるが、これ等は全く死んだ愛児が母親の執着によって早く再生するのであるが、こういう子供はあまり幸福ではないのである。』

イラク戦争について

 イラク戦争が始まってしまいましたが、メシヤ教ではどのように捉えているのでしょうか?

「戦争のことは軍事評論家に任せたいですね。ただ三つくらい気になることがあります。」

 1、国連の危機

「一つには‘国連の危機’を訴える専門家がいます。その内容ですね。国連は1991年の湾岸戦争以来安保理で17回もの決議を行なってきたにもかかわらず、イラクは大量破壊兵器の開発を続行しています。最近の査察受け入れは、20万もの米軍兵が取り巻いたからイラクが受け入れただけの話です。

平和論の背景には、その言葉通りには受け取れない事柄があります。仏国は、フセイン政権崩壊となると戦闘機やミサイルの代金約50億ドルが焦げ付く心配を抱えている、と言われています。独国も、不安定の政権を維持するため‘緑の党’と連立内閣を作った経緯から‘イラク攻撃反対’を掲げ続けるしかない、と言われています。

‘大国のエゴ’がからみ、国際的な危機を解決できなくなった、と見られています。負担金と発言権にアンバランスがあり、アメリカは国連に不信感を募らせているらしく、アメリカを中心とした‘新国連構想’まで飛び出しています。アメリカは同時多発テロ以後国際政治観を大きく変えていますね。」

2、日本人は無知

「二つ目には、日本人はこうした国際情勢には無知であるということです。政府が有効な広報活動をしない、ということが最大の理由です。情報収集衛星の打ち上げも遅いくらいです。北朝鮮対策のためだけでなく、環境保全や農業開発への利用を考えますと、他国からの情報へ頼らず干渉や妨害を受けないあり方で精密な情報収集を行なっていかねばならない時代です。

また新聞、テレビで報じられる映像や写真は戦争の一部分でしかありません。イラク国民の死体は報じられないですね。ものすごく悲惨です。一面でしか考えられない、視野狭窄状態にどんどん追い込まれています。気をつけねばいけません。

それから、宗教は多数決ではない、という基本的なことも知らない人が多いですね。」

 3、戦争は人命を奪う大罪

「三つ目には、テロを行なう人間は勿論、戦闘行為に踏み切った米英両国の首脳は大きな罪を犯している、ということです。どのような大義があろうとも、人の命を奪うということは大罪です。新しい国際秩序作りというプラス面と人命を奪うというマイナス面を天秤にかけて‘プラスマイナスいくら’という考え方は成り立ちません。

生命誌の世界では、約38億年という経軸と約60億人という緯軸で人間の存在を見つめてみても、同じ遺伝子の組み立てを持っている人間は皆無ということらしいです。そうであるならば、地球上の人間一人一人はどこの国のどの民族のどの立場の人であろうとも、この世で唯一の貴重な存在です。神から受命されて誕生した尊い命です。その命を如何なる理由を以ってしても奪うことは許されざることです。

私はかつて大義のために多くの人の自尊心を傷つけ、精神的な権威を失墜させたことがあります。大義を貫いたことはプラス面として徳を積みましたが、傷つけたことはマイナス面として罪穢が残りました。そのことを鮮明に自覚させられた体験があります。その罪穢の浄化で辛い日々を過ごしました。このことは厳格に執行されるという以外の何ものでもありません。

何としても、早急に戦争を終結して欲しいですね。教えには戦争の原因と根本的争闘除去法について『破天荒ともいうべき新説』として次のようにあります。」

戦争の原因

『戦争とは勿論集団的闘争であって、今日までの人類は平和を好むよりも争いを好むかに見える傾向が多かった。それがひとり国際間のみではなく、国内各方面を見渡す時、争いのない所はほとんどあるまい。(中略)全く人間生活の中で争いの面の如何に多いかはいまさら言う要はない。とすれば一体人間のこのような争いを好む性格は何に原因するかを説いてみるのである。

如何なる人間といえども、先天性及び後天性に種々の毒素を保有している。それらの毒素は人間が神経を使う個所へ集中する。(中略)これはほとんど気のつかない程度であるから、本人は健康と思っているがこの程度の人といえども決して真の健康的感覚はない。

何となれば精密に審査すると頭脳全体から肩部にかけて必ず微熱があり、軽度の頭重、頭痛、目脂、鼻汁、耳鳴、歯槽膿漏、頸、肩の凝り等の自覚症状は必ずあるものであるから、これがために絶えず一種の不快感がある。

この不快感こそ、曲者(くせもの)である。即ちこの原因によって怒りとなり、怒りの具体化が争いとなり、争いの発展が戦いとなるから、人類から闘争心を除去する手段としては、この不快感を除去する以外他に方法は絶対にないのである。この理によって誰しも感ずることは、同一の事柄であっても爽快感の時は何とも思わないが、不快感の時は憤怒を禁じ得ないので、この経験のないものはほとんどあるまい。(中略)

争いの根源は頭脳と頸肩附近の毒結の浄化熱とすれば、それを全治させることこそ唯一の解決の手段である。とすれば、本教浄霊こそ世界広しといえども唯一無二の根本的争闘除去の絶対法といっても過言ではあるまい。また今日戦争以外の苦悩に属するあらゆる問題といえども同様であって、彼の破壊的思想や階級的闘争等の思想は、不快感による不平不満が原因である。

その他不快感から免れんがため、不知不識(しらずしらず)強烈な刺激を求めようとする。それが飲酒、淫蕩、怠惰、争闘等の犯罪発生の結果となるのは勿論である。

以上の理を悪用し、その時代の唯物的野心家が不平不満を助長させ、戦争を起こし、悪質の社会革命を起こすのである。したがってこの地球上に永遠の平和を樹立するとすれば、先ず人間一人一人の不快感を祓除(ふつじょ)し、爽快感を充実させることである。その結果として闘争を嫌忌し、平和愛好者となることは一点の疑いない事実である。』

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