メシヤ講座・特選集no.165(平成26年10月分)

 <御教え>
『文明の創造』宗教篇
霊界に於ける昼夜の転換

(文創  昭和二十七年)

 本文は『文明の創造』305ページに記載されています。(『文明の創造』購入方法は「出版案内」を参照ください。

また、研鑚資料『文明の創造(三)』では39ページです。)なお、『霊界の於ける昼夜の転換』は11月に拝読し学び合う御論文です。今回は「『伊都能売観音様入仏記念式典』挨拶」と「海外への出張報告」を掲載しますが、併せて10月に学び合った『唯物医学と宗教医学』に関する内容を各支部ホームページにて参照していただければ幸いです。

≪「伊都能売観音様入仏記念式典」挨拶≫

『文明の創造』拝読により現代という時代が御在世当時より一層課題が大きいことを痛感させられる

メシヤ教代表 楳木和麿

来年は八十周年記念として執り行う

皆さん、メシヤ様御描画「伊都能売観音様」の「入仏記念式典」おめでとうございます。

北海道の方々には、二ヶ月おきにこうしてお目に掛かる訳ですけれども、本日のこの記念式典の準備や運営でお世話になり、誠にありがとうございます。また、北海道以外の方々も沢山ご参集いただき、心から感謝申し上げたいと思います。私も、この素晴らしい祭典を前にご浄化を許されまして、かなり風邪の浄化による薬毒の排泄が続いたのですけれども、本日は浄化終了期を迎えて無事に祭事を勤めさせていただけましたこと、心から感謝申し上げます。

10月のこの26日という日を迎えるに当たっては、メシヤ講座をずっと積み上げさせていただく中で・・・、この10月のメシヤ講座の中では本日が総纏めのような話に何時もならせていただくのですけれども、昨今の動きからですね、いろいろ考えさせていただくことを、今日は述べさせてもらいたいと思います。

まず、この「伊都能売観音様」をメシヤ様が御描画されるまでの経緯(いきさつ)は、大日本観音教団が立教されて七日目にお申し込みが地崎宇三郎氏によって行われました。その時にメシヤ様の信者はこの地にいらっしゃらなかったにもかかわらず、この観音様が真っ先に北海道の地にお渡りいただいて、そして、北海道の荒々しい自然を鎮めていただきながらですね、段々とこの北海道が栄えていくような、そういう御守護を賜って参りました。そういう観音様の御前にですね、私達が身を置く時に考えなければいけないことは、謂わば、道なき道を切り拓き、各種方面に道をつけていけるような、そういう観音様でありますので、私達自身もメシヤ様の御神業を一層進めさせていただく上においては、そういう心を持たせていただかなければいけないな、というふうに思います。

この観音堂は今年改装するという話が持ち上がっていたので、メシヤ教としては観音様を中央に御奉斎させていただく形に改装のお手伝いをさせていただきたいということを申し込ませていただきましたけれども、ついに今年は実現させていただくことができませんでした。周りの改装もですね、手付かずのままで今日を迎えております。それで、昨夜の夕食会の時にもいろいろ考えたり話したりしてたんですけれども、この観音様がこの地に御奉斎されて、来年が八十周年ということですので、やはり来年「八十周年記念祭」のような形でですね、御奉斎の形式を整えさせていただければ、これに勝る記念行事はないなーという事を食事会が終わって、一人でいろえろ考えている時にそうしたことを思わせていただきました。

「メシヤ降誕本祝典」祭行予定から来年は六十周年

この八十周年と併せて、来年はですね、メシヤ様が、「メシヤ降誕本祝典」を執り行おうとされた3月3日・・・。昭和30年3月3日からすると、ちょうど六十周年になりますので、「『メシヤ降誕本祝典』祭行予定日」記念というような式典を来年の33日に執り行わせていただき、毎年3月3日をですね、メシヤ教の大祭の一つにさせていただきたい、という計画を今練っております。そして計画を後押しするようにですね、箱根参拝場のすでに入手させていただいている隣の土地がですね、また、入手できる運びになりまして、その金額がですね、何と下六桁が648,000円という『メシヤ』という数字で締められるような金額になっておりますので、大変驚いております。

これはやはり、神界からのお導きをいただいた上での出来事だ、というふうに思わせていただいております。その本祝典の記念行事をさせていただくということはいったいどういうことか、というと・・・、今、私達が学ばせていただいている、『文明の創造』の中で今月学ばせていただいた(札幌支部の方ではですね、ふた月おいて、こうやって来させていただいているので、中々、お伝えできなくて大変申し訳ないのですけれども)霊的病気を学んで、そして今月は『唯物医学と宗教医学』ということにメシヤ様は触れられて、その中で一貫して、お話されている人類救済の第一義というのがあります。人類救済の第一義というのは、罪と薬毒とそれから農作物のですね、肥料、化学肥料こうしたものから受ける影響を排除していくという事が、人類救済の第一義とメシヤ様が御垂示下さっております。

それは昭和27年当時の救済の第一義でありますけれども、今の平成26年というのはそれに付け加えて、さらに食品添加物・・・、一昨日から札幌に来させていただいて、水だけはコンビニで買おうと思って買っている時に、一応食品全部チェックして回っているのですが、一つだけ、無添加の栗があったので、無添加の栗だけ買ったんですけれども、そのようにですね、添加物の入っていないものを探すことは現在においては非常に至難なことになって来ております。ですから、添加物が我々人間の肉体にどれほどの悪影響を及ぼしているかということを考えていくとですね、現在は非常に恐ろしい時代になっていると思います。

それからまた、化学物質が生活の中、あるいは私達が使用する自動車やその他の中に化学物質が蔓延しておりますので、そうしたものから、受ける影響たるや大変なものであります。しかし、受ける影響が大変なんですけれども、現在受ける影響というものをこの日本人を中心に人類はどのように受け止めているかということになりますと、文芸春秋のですね、今発売している中に近藤誠氏がまた、一つはですね、癌になったら治療を受けない方が長生きできる、それから、健康診断は受けない方が長生きできるということを主題にして記述しております。

この内容と更に付け加えていくと、今、巷間叫ばれている、“マタハラ”というのがありますね、職場に勤めていても、妊娠すると、本当は日本国のためには素晴らしいことなのですけれども、職場としては、やはり、いろいろと働きにくい状態に追い込まれていくということがおきて、それを通称“マタハラ”ということでハラスメントを受ける場合があります。

こうしたことを考えて近藤誠氏の論調を総体して考えていくとどういうことかというと、日本人の労働環境が非常に悪いということであります。その環境が悪いために過労死などが生じてくるので、裁判に訴えられないために、健康診断を受けさせている企業が多いということであります。これは過労死をさせていることの方が、過労を強いている方が問題であるにもかかわらず、その過労の為に起きてくる人体被害の起きた時に訴えられたりしないために、健康診断を普及しているというのが企業の姿勢としてはあるために、日本では健康診断が非常に普及しているということを指摘しております。これは、“マタハラ”と一緒で妊娠された方は将来の人類の為に大きな貢献をしているにもかかわらず、その妊娠を許されたがために大きな圧力をかけられるということが現代は起きてきておりますけれども、これも、謂わば日本の就労環境が悪いということに繋がってきます。

メシヤ様の御論文『二十一世紀』の労働環境というものと比較するとですね、大きな差が出てきておりますので、地上天国を建設していくという上においてはまだまだ、大きな課題が山積しているというのが、現代の実態であります。私達が地上天国を建設していくという時には、そうしたものを含めて取り組んでいくように、謂わば啓蒙活動を続けていかなければならない、というふうに思います。

【参照:文藝春秋十一月号「健康診断が私達を不幸にする」(近藤誠医師)】

「欧米ではこうした試験結果をうけ、人間ドックなどの検診は行っていません。職場での定期健康診断もないので、欧米人が日本へ来て職場検診があると知ると、大変驚きます。検診が半強制的に行われるのは、人の健康状態に対する過度の干渉で、欧米なら自由の侵害で裁判沙汰になるだろうとも。

思うに、日本の職場で検診が強要されるのも、別の意味での裁判対策でしょう。日本特有の『過労死』が生じて損害賠償裁判になったとき、社員に検診を受けさせていれば、会社は社員の健康に配慮していたとして免責されやすいのです。しかし、検診で異常がなくても過労死を防止できないので、この強制は無意味ですし、検診は後述するように、危険な結果を招きます。」

マレーシアの報告から受け止められる難題

そして、今月はですね、マレーシアの方に出張所の発会を許されました。マレーシアの現状を報告(詳細は後掲原稿を参照)をしてもらうとですね、やっぱり、一番恐ろしいのはですね、日本以上に農薬を使用しているということです。で、農薬を使用するために、野菜を洗う時に農薬を落とす洗剤を使用しないといけないという、こういうことに何の違和感も無く、皆取り組んでいるということです。そうすると、マレーシアの人達というのは今後、今日本が抱えている様々な病気の次を追っかけて来ているということになります。

これは大阪支部からの報告なのですけれども、三重支部の月次祭の時にちょうどですね、メキシコから帰国していた人(浄霊力拝受者)の話によると、メキシコも同じような状況になっているそうです。私は以前シリアに行った人と話をしていると「向こうに自然農法を普及するということで行くと、向こうはまだ、農薬とか化学肥料とか使っていないということなので、そのままの状態を維持することに努めれば良い」という話だったので、おそらくメキシコとかそういった所もそういうことが現状ではないかな、と甘く考えていたんです。しかし農薬というものが相当使用されているそうです。ですからメキシコの方々も特別な洗剤で落として、それから料理をしないといけないということで、昭和27年当時からするとですね、世界中はこういう薬品にまみれたような状態にまでなっているということが、今回ですね、マレーシア出張所を発会するのと同時にそうしたことが、身に沁みて感じさせていただきました。

ですから私達が「浄霊と御教えによってですね、人類救済を進めさせていただこう」と言っても、中々進まないというような状況に今来ているというのが現状でありますので、今迄の姿勢よりももっと強固な信念を持って、意志を持って進めさせていいただかなければいけないような状況を迎えている、というふうに思います。

それと、この浄霊というものを、力をいただいて進めている教団においても浄化療法という名の下に健康問題だけを主体に見ているきらいがありまして、今月の学んだところでも“罪だけは宗教でなければ救うことができない”そして、“宗教の中でもメシヤ教しか、そういうのは進めることができない”というふうにメシヤ様が仰っています。ここが大変大事なところでありますので、この浄霊というのは人を救うのが中心ですけれど、この救う中で罪を如何に解消していくかということが大事ですので、その浄霊のレベルがそうしたところまで上がっていかない限り、この地上天国建設というのは非常に難しい部分があります。

メシヤ様へ直に太く繋がるための基本線を示す

今後ですね、今年は12月23日までに・・・615日に『主神様とメシヤ様』という本を出版いたしまして、謂わば神観を確立して行くための教材を人類に提供すること―小さい形ですけれども提供することができましたので、その主神様、メシヤ様にお祈りをする、あるいは主神様、メシヤ様と真釣り合っていく在り方ということを目指すために、今『祈りの栞』をですね、改訂するべく準備を進めております。写真等も揃えましたので、この月末には最終ゲラが上がって来るので、それをまた、三重支部で校正してもらって、そして、12月23日を出版日として出版する予定です。そして、広く一般の方々でも購入できるように書籍コードを取得して、アマゾンでもですね販売できるような態勢を取って行きたいと思います。

そして、人類がいつまでたってもですね、この薬毒とか化学物質、さらには罪というものから開放されていない、この現状を打破していく最初の基本線をカッチリしてですね、まず、神様に祈る在り方というものを今年中に確定して出して行って、そして、来年はですね、この浄霊の基本がずれていっているために、様々の教団で浄霊の基本が違ったり、レベルが違ったりしておりますので、浄霊の基本線を来年は確立するために、また、出版物を出して行きたいと思います。その出版物の中身は何かというと浄霊力伝授をさせていただく時に『浄霊』という本を渡しておりますけれども、浄霊の本をですね、改訂して、一般書籍化するということで、中身は今、様々考えております。

こうしてですね、集団浄霊をした時の浄霊というのは、光はですね、参拝者数分の本数の光が私のこの掌から出て行って、皆さんの額に光が入って行っております。そうすると、行事の時の相互浄霊がありますね、まだ集団浄霊が出来る方がいらっしゃらない支部では、参拝の後、相互浄霊をしていただきますけれど、この相互浄霊の時にはこの集団浄霊に変わるものとして、相互浄霊をさせていただくので、額一筋に浄霊をさせていただくべきではないか、という課題が一つあります。

しかし、教会時代では左側をして、右側をするという浄霊が、それぞれの教会でありましたし、それから二代様によってですね、真ん中をして左右、少し下げて真ん中をして左右という形の浄霊を作られました。それを世界救世教が、継投して、今、○○○め教団と○○光教団はそれで行っています。○○之光教団は岡田式健康法に戻っているのでその基本線は無くなっております。この様に浄霊の捉え方が様々でありますので、これで全人類を救うということはもう、その、口にするのも可笑しい様な状況を今迎えております。

メシヤ様の御垂示とそれから先達が取り組んできた内容を今年中に集大成して、来年はそれを纏めて、浄霊の基本はこれ以外ないというものを打ち出していこうと、今考えています。そして、この浄霊を中心に取り組んで行けば罪が許されて、そして健康に恵まれて、幸福になっていく、というそういう浄霊法をですね、打ち出して行きたいと考えています。

そうした考え方の下にメシヤ様の御教えを世に出して行くという取り組みをさせていただきたい、ということで来ております。それは全て『天国の福音書』続篇(一)(二)(三)・・・という形でズーッと纏めて行きたいと思います。それで、6月15日に発表したですね、この続篇の構想を今、練り直して、真に人類を救うための『天国の福音書』続篇作りをやっていこう、と様々頭を捻らせております。頭を捻らすために浄化を許されていくので、風邪も当然引いていきます。私のこの浄化が許されている姿を見て“相当頭を使っているな”と考えていただきたいと思います。そして尚且つですね、御教えをしっかり拝読した上で「ええ~、私はこう思うんですけど・・・」という意見を具申していただきたいと思います。

誠を集結して御神業を推進させていただく

そういうものを更に纏めて行きながらですね、メシヤ様がなさろうとされた、人類救済、可能な限り全人類を救済されようとされたその御神業を一歩でも二歩でも前進させていただいて、暗雲が立ち籠めている・・・化学物質とか、そうした農薬とか化学肥料とか添加物、それから薬毒、そうしたものを、九分九厘の所までもう来ていますので、それを押し戻して、人類を救済していく・・・そういう取り組みを進めさせていただきたいと思います。

今日は“伊都能売観音様は信者が誰もいない所にこうしてお鎮まりになって北海道全体を変えて下さった”という、その御姿勢を我が物とさせていただきながら、私達も御神業に臨む姿勢を一層ここで高めさせていただいてですね、後ほどの昼食会の時には、様々話し合いをして、意見交換、情報交換をさせていただきながら、これからの御神業について話し合わせていただければ大変ありがたいと思いますので、どうか宜しくお願いしたいと思います。

本日は非常に天候にも恵まれてですね、何時ものように縮み上がるような寒さの無い中で祭典を執り行わせていただけたことを心から感謝申し上げて、一言挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 (要旨)


≪海外への出張報告≫
「マレーシア出張所
(現地名称・Meshiya Association )」
御神体御奉斎式と現地視察


大阪支部責任者 木原俊和

農薬使用の量に驚愕、御教え宣布の課題は山積

台風19号が去ってすぐの10月15日、晴れて私と同伴者のAさんは、マレーシアに向けて御神体御奉斎と現地視察のために出発でき、20日に無事帰国させていただきました。

メシヤ様の厚い御守護のもと、代表先生をはじめ、蔭ながらお祈りを捧げていただきました方々、ご支援をいただいたBさんに、心より御礼申し上げます。初めての海外出張で、尚且つ代表先生より名代としての任をいただき、みなさまとメシヤ様の御心に帰一することなくして成し得なかったことと、改めて感動と感謝が沸き起こってまいります。その充実した感動は今なお現地に赴いたAさんや現地のBさんが口にするところであります。

クアラルンプールにある御奉斎家Bさん宅の滞在中のほとんどは、念入りなる清掃を含めた御奉斎の準備やご仏壇の遷霊式などに時間を費やしましたため、現地視察は準備品購入と食事のための外出時ぐらいで、様々な宗教施設や農地を見る時間はありませんでしたので、現地の人たちを紹介していただいたりして、Bさんからいろいろと教えていただきました。

マレーシアはイギリスから独立し1963年建国の新しい国で親日国です。聞いていたようにとても陽気で明るく、一方ルーズな面も多いことなども体験できました。国土は日本よりやや小さく、人口は約2500万人で東京と大阪を足した人口です。5割がサービス業、工業4割弱、農業1割余で、田畑面積は約5.5%と、アジアの穀物自給率では、日本・韓国・マレーシアの順に三国は低さが際立っていますが、マレーシアはタイの1/5です。そのため米など周辺アジア国からの輸入で、様々な米が入っていて数種いただきましたが、農薬の味と食感を多々感じました。農薬など食品基準は日本並みですが、日本は「農薬はできるだけ使わないほうがいい」という考え方ですが、ある州では「使えるものはどんどん使おう」という考え方で、中には高い農薬を買えることを誇示するためにわざわざ旗を立てる農家もいます。

ビックリしたのは、現地の方々は、「地下鉄やモノレールは危険だから信用していない」そうで、乗るのは中流階級ぐらいだそうです。「自分の身は自分で守るしかない」という考え方が車社会に拍車をかけていますが、しかし、食の安全面についての認識は緊要の問題と感じました。無知なことと、例えば、出稼ぎ者や低所得者を雇い、低い人件費で大量の農薬を使用しているのが石鹸等に使われているパームヤシの油ですが、健康問題が多発しているためです。

また穀物のほかに農薬を多く使うカレー粉や唐辛子の使用が多く、鶏なども頻繁に食され、その飼育方法による脂やタンパクも大いに懸念されますし、発ガンを高めるオメガ6の食用油も非常に使います。もったいないので農薬で腐敗が早まった野菜も普通に使うのです。現地に赴いた日本人の主婦たちは「いかに農薬を落とすか?」という情報交換をしているそうですが、現地の方々は野菜専用洗剤が常用されゴシゴシ洗うとか、あるいは重曹で落とすなど懸命です。「マレーシアは農薬天国」と言う人もいます。

市内中心部は東京都心に負けない超高層ビルなどが次々建設されて美しい景観ですが、国の経済開発計画が工業にシフトしたためで、その一方、ファスト・フードの店も増え、安くないジャンクフードに若年層も群がるのは経済発展が著しいアジア全体の特徴です。かつて富国のため資本主義経済に走ったアメリカ、日本の後追いをしている感じがしますが、病気大国の二の舞いを踏まないように、まずは「食べ物の確保」が緊要の課題です。常に手にいれるには、人口一割を構する高所得層でもほとんど買わない高価なオーガニック野菜を百貨店などで買うしかありません。そうして、マレーシアの平均寿命は日本より10年短命で、心臓病がガンよりもずっと多いそうです。つまり血液がドロドロです。日本でも慢性疾患の原因となる動脈硬化になれば、それは自然には治らないものとされています。

そうしたことから敷地内のスペースに「自然自家菜園」を作ることを課題にしました。この国は至るところ赤い粘土で、敷地内の植物は粘土に根を張っていたので、常春である半島中央にある無農薬野菜農園などを訪れ、土の確保などから進めていかねばと思います。

同時に、メシヤ様の奇蹟によって、医学革命を推し進めていかねばなりません。この国は西洋、中東、インド、中国などからの医学がありますが、やはり治らない病気は西洋医学にと信頼しきっています。医学面でも、先進国のアメリカ、日本の二の舞いを踏まないように救いの力と智慧を広めていかねばなりません。日本のような薬害がわかった医師は見当たらないようですから、信仰面から進めていかねばならない面もあります。

「改宗なき」を伝えて、浄霊力を伝授するための創意工夫を

さて人種はマレー系が5割、中国系が約2割、先住民1割、インド人0.7%、その他で、宗教面では国教のイスラム教は6割、中国仏教(ほぼ観音信仰)が2割で中国系が信仰しています。そしてキリスト教1割弱、ヒンズー教、儒教などが続きます。しかし街ゆく人々を見ると何となくそれぞれが非難し合わず穏やかにやっているように感じましたので、Bさんに聞くと、第二次世界大戦後、ヒンズー教とマレーシアが血を流す闘争をした歴史があり、以降は争うことを嫌っているというような答えでした。

毎朝五時半に、スピーカーでイスラムの祈りの歌が流され、それで起こされます。晩まで一日五回です。主神様が位を落とされたものの、そのアラーの神を真摯に祈る心と声に、「私ももっとこのように祈りを捧げなければ」と反省しつつ、「いつかこのように街中に大々的に放送できるようになれば・・」と励みにもなりました。

人口2割の中国系マレー人は、大黒天様と観音様の信仰をされているので大歓迎されます。しかし、「日本の観音様」にたいして共鳴はしますが、自国の仏のほうを尊ぶのは致し方ありません。

滞在前半は仕事のパートナーを一人、また一人、五人、と紹介してもらい、御奉斎式の晩のパーティーでは子供25人、大人18人が次々来られ、1階の広いリビングはアチコチ一杯になりました。私たちも名刺交換したりしますが、まずは「親交」が第一なのです。私はときどきプールに出て拙い会話をしていましたが、そのうち同伴者をつれて二階の御神前にご案内したり、すでに親交があるBさんは大勢を御神前に連れてきて、観音様のこと、自らの体験、主神様、メシヤ様のことを伝えてくれています。あるデザイナーの方は「日の象形文字でしょ?天照大神様でしょ?」と発言したり非常に驚かされました。名刺を作っていただいた方が、膝の半月板がスポーツで擦り減り、名医による手術が決定していましたが、浄霊を受けて、「熱くなった」と動きやすそうに動いていました。

中国系の方々に「スノオオミカミサマ」「メシヤサマ」は説明に難しい課題であります。「神」という呼び方を変えることで、問題が生じた事例があります。あるキリスト教派の宗教が、マレーシアの方々がわかりやすいようにと「GOD」を国教のイスラム教でいうGOD、すなわち「アラー」に変え、そのためイスラム教から猛抗議が起きました。英語でメシヤを「メサイヤ」と言いますが、メシヤ教が「メサイヤ」という御神名および解釈をつけると、キリスト教イスラム教から抗議がくるか、もしくは偽メシヤと流布される可能性もありますが、この点は結果によって覆っていくものとも思います。

現地の様々な宗教の信徒にとって、日本の宗教はまだ弱小です。そしてみな何かの信仰をされています。

神仏観、思考性などをよく調べ、現地の協力者の意見も参考にしながら、「伝える」ことの創意工夫案もどんどん出てまいりました。メシヤ様の御力が発揮いただけるように御取り次ぎが許され、そしてメシヤ様の御存在と御教えが受け入れられていけばと思っておりますが、「改宗無き」ということをもって、入り口は「病を無くす」ことが主眼と考えています。それゆえ誰でもできる「真の農業」もやりやすくなります。そうしたのちに、おのずと『メシヤ』様と認識され声が上がっていくものと思い、応じて宗教の教えの本質が見直され、天国化の実利をともなって改革的に帰一されていくものとも考えています。実際は多くの楽しみな困難が待ち受けていることでしょう。そこで(仮称)Meshiya Associationを設立しました。どなたも受けにきていただきますし、御浄霊力の伝授もさせていただけますし、礼拝所で簡易礼拝もできます。

そうして、上位にあたるメシヤ教の施設もいずれ将来設ける予定で話が挙がっています。

日本にいて日本を見るときとは違い、世界にいて世界を見るときには、やはりカラーも違います。

施設での内容について、現地に合ったやり方であれば救われていくでしょうが、たとえば「国王の写真の下に神様のお写真を」となれば御力は減殺され神様に合わなくなってしまうとも考えられ、バランスよく両方良いという塩梅(あんばい)を、じっくり焦らず見つけ出していこうと話合っております。

組織形態については形態よりもその内容に熟慮を重ねていかねばならず、組織面もまだ雲泥の状態であるものの、課題がだんだん見えてきたことの一端を書かせていただきました。

次回に良きに繋がる報告が許されますようにと、さらに精進してまいりたいと思っております。

以上をもちまして、「マレーシアを救う」ための第一歩の報告とさせていただきます。

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