メシヤ講座・特選集no.176(平成27年9月分)

メシヤ様 御書『神人の力』
メシヤ様 御書『神人の力』

<御教え>
『文明の創造』天国篇
ミロクの世の実相

(文創  昭和二十七年)

本文は『文明の創造』360ページに記載されています。(『文明の創造』購入方法は「出版案内」を参照ください。また、研鑚資料『文明の創造(三)』では94ページです。)

なお、『ミロクの世の実相』は平成27年10月に拝読し学び合う御論文です。同9月に学び合った『天国篇』については、HPアップしている各支部の内容を併せて参照していただければ幸いです。


≪解説≫
『文明の創造』拝読により『文明世界設計の根幹』の御神意に照らして生活することができる

メシヤ教代表 楳木和麿

9月の各支部、各出張所月次祭では、『天国篇』冒頭の

『私は科学篇、宗教篇を次々かいて来たが、之から最後の天国篇をかくのである。』

から、『文明の創造』356ページまでの『科学篇』『宗教篇』の内容の確認をさせていただきました。確認作業の中で特に普遍化したい内容を大阪支部HPから引用します。過去の「メシヤ講座・特選集」で取り上げた内容とも重複するところもありますが、復習の意味合いも含めて参照いただければ幸いです。

『科学篇』の要点

代表先生

いよいよ天国篇に入って参りますけれども、358ページ1行目

『私は科学篇、宗教篇を次々かいて来たがこれから最後の天国篇をかくのである。』

というふうに1行目に『科学篇、宗教篇を次々かいて来たが・・・』というふうに、まず冒頭書かれておりますので、頭の中に科学篇とは一体何だったか、それがまとまっているかどうかということを振り返っていただきたいのです。○○さんが今考えていますね。(笑)

科学篇を思い出していただいた時に、メシヤ様が絶えず仰っていることは一体何かというと、『病気というのは放っとけば治る』ということが、一貫された考え方であります。『病気は放っとけば治る』と。これはどういうことかというと『浄化作用』なので、体の中にある悪いものを外に出すために浄化を許されていくわけです。そして起きてくる症状が病気なので、放っておけば治るということであります。そこへ浄霊を取り次ぐとですね、さらに一層良くなっていくわけですが、過去の世界救世(きゅうせい)教が大変残念だったのは、浄霊をいただいて良くなるのですけれども、良くなった後にまた同じような生活をしてしまうために、また体の中の毒素が溜まっていくということが起きてきます。

私も今日は髪型が変わっているのですけれども、髪質が非常に固いので、ドライヤーをかけて整えた後スプレーをかけないといけない。ガスとか一切入っていない、ポンプでスーと出る、そういうスプレーを使っていたのですが、スプレーの中に含まれている・・・やはり無添加ではないことが判明したために、これを代表が使うわけにはいかないということで使わなくなったので、一挙にこうして刈り上げてしまったのです。こうすると楽ではあるのですけれども・・・、結果的に毒を入れてしまうということを極力避けていかないと、メシヤ様からいただいた浄霊を取り次いで、浄霊をいただくことによって体の中から毒素を排泄されるのですけれども、また毒素を加えてしまうという、大変神様に対しては申し訳ない生活をしてしまうので、そういうことに踏み切ったわけであります。

まずは科学篇の中で私達がしっかり腹に入れておかないといけないことは、『放っとけば治る』という考え方であります。それは人体がそのようにできているわけなので、そういうことになっているのだ、と。そこへ浄霊をするとさらに毒素排泄が促進されるので、それで短期間で良くなっていくのだということです。だがしかし、その人その人の体調もありますし、それから体力というのも加わってくるので、それぞれその人その人によって変化の仕方が変わって来るので、一律ではないということであります。やはり自分の代だけ、自分が生まれてから今日までの毒素だけではなくて、然毒というのも加わって来るので、その人その人によっていろんな違いが出て来るということであります。(中略)

『宗教篇』の要点

代表先生

それから次に宗教篇というのをメシヤ様は書いて下さっておりますが、宗教篇というのは一体何かということであります。これもやはり自分の中で、ある程度メシヤ様が宗教篇で何を私達に教えて下さっているのかということを頭の中でまとめておいていただきたいというふうに思います。

宗教篇で私達が学んだことというのは、3千年前に中国大陸と朝鮮半島から合流した素盞鳴尊と瓊瓊杵尊が山口県の萩市に上陸してですね、そして素盞鳴尊は伊都能売神皇様、当時日本を徳によって統治していた伊都能売神皇様の皇位を狙って圧力をかけて来た。そして瓊瓊杵尊は宮崎県の高千穂に潜んで日本の地で米栽培をどのように定着できるかということと、素盞鳴尊の統治が失敗した時に一挙に自分が統治しようということで待機していたということで、その3千年前の出来事から私達の魂に染み付いているのは、“武力によって圧力をかけていく”ということ、それから“人を脅迫していく”こと、そういうようなものが魂に染み付いていっております。

これがですね、信仰の話を仮に夫婦でしようとしてもですね、御教えに基づいて話すのですけれども、例えば浄化している時に「あなたが一生懸命やってくれないと私の体がどうなってもいいの?」とかいうような言い方をしてしまいます。こうした場合は脅迫しているので素盞鳴尊と同じやり方をしているということになってきます。こういうことが私達の癖として染み付いています。それから家の中がうまくいかなかったら、「あんたのせいだ」とか、そういうようなことで相手に責任をなすりつけていってしまう。これは職場でもそうですし、どのような場面でも、“相手を非難することによって事を収めていく”というような、そういう癖が素盞鳴尊からのですね、『夜の時代』になった中で私達の魂に染み付いてきているわけです。この染み付いたものを取っていくというのが、いわば“信仰生活”になってくるわけですね。

先程の毒素の話と一緒で、一番分かりやすいのは酒を飲み過ぎて肝臓を悪くして、こうやって支部に来てお参りに来て、浄霊をいただくと肝臓が良くなっていく。そうすると何故肝臓を悪くしたかと言うと、不純物が入った酒を飲み過ぎたために肝臓を悪くしてしまったので、まず酒の量を減らすということと、その酒の中に添加物が入っているかどうかというのをチェックして無添加のものを選んでいく。そして、しかも原料を作る時にも農薬や化学肥料が入ってないかどうかということをチェックしながら、そういう酒をもう一回たしなむ、しなおすというところまで生活を改めないで生活をしていると、また肝臓を悪くする。そして「また悪いんですよ、お願い致します。」と来てしまう。もうこれはですね、『夜の時代』の癖がそのまま残った状態を繰り返しているだけの話なので、“生活を改めていく”ということに取り組まないといけないわけです。

学んだことで実践が伴わないと神律に触れる可能性が生まれる

これが、世界救世(きゅうせい)教の指導体制の中で指導が徹底していなかった。メシヤ様御昇天後の指導が徹底してなかった内容であります。御浄霊によって一回良くなる、良くなるのは教修の時に教えていただいているわけですね。不幸の原因は霊の曇りによります。霊の曇りがあると霊層界が下がってくるので不幸になっていく。それで浄霊をいただくとその曇りがだんだん取り除かれて行くので霊層界が上がって幸せになって行くのですけれども、浄霊をいただく前の生活を続けているとまた曇りが発生していきます。そして、また浄霊をいただかないといけない。“曇りを作っては曇りを浄化する浄霊をいただく”という、そういうような生活をずっと続けていると、これはもう“神様を利用しているだけの話”になってきますので、本来は浄霊をいただくことによって浄まっていくのですけれども、こうした場合は『霊が曇ると不幸になる』ということを知っておきながら霊を曇らせて行くという『罪』が発生していくので、こういう生活をしていると不幸になっていく。メシヤ様にせっかく繋がっていても不幸になっていくということが起きてきますので、要は、“霊が浄められたら、次は霊の曇りを発生させない”という生活をしていかないといけないわけなので、霊の曇りを発生させない生活とは一体何かというと、『景仰』の中で、メシヤ様がずっと奉仕者とか布教師とかいろんな人と接する中で、その方々がメシヤ様の日常生活や感想とかいろんな思い出を書いておりますけれども、その中からメシヤ様の御日常を見つめて、そして私達の生活も曇らせない生活とは一体どういうことかということを心掛けていただきたいと思います。

せっかく浄霊をいただくことで霊の曇りが解消されても、さらにまた霊の曇りを発生させてしまうという生活を繰り返してしまっているので、そうしたことはこの“三千年来の罪穢れ”というところから私達は学んでいるわけです。それを改善していく生活に取り組まなければいけないということを教えられているわけです。

ですから、それでメシヤ様はまず“挨拶をしなさい、時間を守りなさい、掃除を心掛け整理整頓に取り組みなさい”とかいうことを日常的に教えられているわけですね。それなのに浄霊をいただきつつ、過去の布教所とか県本部の話ですよ、人の噂話をしたり、それからせっかく外で御用をしてきても、帰って来ると「あ~、もう疲れた」とか「今日は暑かったわねぇ」とか不平不満に近い言葉を吐いてしまうというようなことがあると、これは“曇りを発生させる”ということになってきます。実はお世話する側はその点をいつも見つめながらお世話をしていかないといけないのですけれども、お世話する人間もそういうところに気付いて行かないと、曇りを発生させつつ浄霊をいただくという生活になっていくわけですね。

実は今月末、一旦出張から戻ってから沖縄に行くんですけど、沖縄ではどういうことが起きているかと言うと・・・(内外共に厳しい現状がありますので割愛します。)

メシヤ様がこうした最終段階の時に21世紀に地上天国を建設すると、その設計図として書かれたものを十分研鑽してないために起きていることでありますので、なんとかそれを是正できるような方向に持って行きたいと思うのですが、その持って行きたいと思う気持ちが私の中に起きるのは、こうして皆さん方と『文明の創造』を細かく勉強してきたからであります。そういう“今までの御神業を改革していく”という意欲が燃えたぎるというのは、この御教えを拝読するからであります。こういうことをしなければそこまで強い「教団改革」という想いはずっと続いていてもですね、根底から地上天国を建設するあり方をどうしていくかというところまでは、こういう勉強会をしなければ想いが高まったかどうか分からないぐらいこの勉強会は非常に貴いものであったな、と・・・。まさにこの一行読んだだけでも感謝の気持が湧いてくるような、そんな状態です。ですから『文明の創造』を発刊できたことも良かったし、こうして皆さん方と月次祭の度にずっと勉強してきたことが本当に良かったなというふうに思わしていただいて、この一行目を拝読させていただきました。

これから天国篇に入って行くわけですけれども、やはり科学篇、宗教篇を自分の血肉にできるように繰り返し拝読し、“私が貴いと思うところはどこか”ということをまず整理して、それから、その整理したことが“メシヤ様の御心に叶うかどうか”というところに想いをもってやっていただきたいと思います。(中略)地上天国を建設するためには、しっかりとメシヤ様の御教えを拝読して、その御教えに基づいて世の中の動きを見ていって、そして「自分達はどうあるべきか?」ということを自分の中でしっかり整えて、事に処していかなければいけないなというふうに強く思わせていただいておりますので、今日の一行目からそうしたことを確認させていただいて参りたいと思います。

この後大阪支部HPでは、質疑応答に関連して・浄霊で主にしっかり腎臓を・昔の自然の和食で浄化力アップなどについてまとめておりますので併せて参照ください。

ところで、大阪支部で話した内容と細部では異なるものの各支部、出張所でお話ししたことについては様々な反応がありました。過去に批判を加えるということは、自らに対する戒めとして述べていることをご賢察いただきたいと願うところです。何故なら、メシヤ様が御垂示されているものは、『天国篇』3行目でご記述されている

『文明世界設計の根幹』

に外ならないからです。この一文に現われる御神意に照らして生活させていただくことが信仰生活であり、地上天国建設の具体的生活であるのです。

そのことを肝に銘じ、8月に触れた戦争の実態と責任問題を併せて鑑みながら、9月下旬に沖縄へと向いました。沖縄の歴史と県民の方々が舐めたご苦労については、そこにいない者は語る資格のないことは自覚していますが、安全保障関連法が成立した現状を冷静に見つめておかなければならないことも事実です。移動の機中「日本経財新聞(24日付)」で外国人二氏による論説を読みました。

海外の一つの見方

カーネギー平和財団(米)上級研究員
ジェームズ・ショフ氏

安全保障関連法が必要だと主張する安倍晋三首相と私の考えは一致する。日本周辺の安保環境は激しく変わった。北朝鮮は核兵器とミサイルの開発を続け、中国は軍事予算を増やし、軍事的な活動もやめない。日米同盟を強化しないと、日本周辺の抑止力が弱くなる可能性がある。安保法により、北朝鮮や中国に対して日米同盟の強化とそれが機能することをはっきりわからせなければならない。

安保法の意義は脅威に対応するための選択肢を増やすことだ。日本が国益のために新たな任務を生み出すことではない。選択肢を決める際は透明性が重要になる。脅威に対する任務の潜在的なリスクを日本の国民が十分に認識し、理解するためだ。国民の支持は、その任務に活力を与える。

そうでなければ、日本国内の政治的なコストは高くなり、自衛隊の士気は下がる。日米同盟の強化にもコストがかかることになる。透明性は将来に向けて国民の信頼と確信に結びつく。

国会審議の過程で日本政府が中国の脅威をあまりいわなかったとの声がある。ただ(中国が挑発を繰り返す)東シナ海を例に日本への武力攻撃には至らないグレーゾーン事態の議論を出せば、中国が念頭にあるとわかる。米国内でも中国は「潜在的な連携相手」か、あるいは「潜在的敵」かを問う議論がある。最近は後者と見なす意見が多くなってきた。米政府や企業へのサイバー攻撃が理由だ。

今年5月に東京に行き、日本の国会審議を聞いた。ここまで国民の不満や政治的な反発が強くなると予測していなかった。ホルムズ海峡での機雷撤去の話と、北朝鮮や中国の脅威の話が混同され、わかりにくかったとの指摘は一理ある。

まだまだ国民への説明は必要だが「戦争法案」という批判や、民主主義に反しているという非難には同意しない。安保法に戦争を引き起こすと思わせるくだりはない。安保法は国会のルールに基づいて採択され、成立した。一連の手続きが民主主義に反しているとは考えない。民主主義の下では、時として人気のないことをやる必要がある。「戦争法案」は政治的な意図がある人の言い方だ。(以下略)

海外の一つの見方Ⅱ

デ・ラサール大学(比)准教授
リチャード・ヘイダリアン氏

日本の安全保障関連法は、中国の存在感が強まる南シナ海で様々な意味を持つ。米国、オーストラリアなどと歩調を合わせた自衛隊の展開や、同海域の共同監視は地域の安全保障上、とても重要だと考える。

中国は1970年代から漁場である南シナ海を実効支配してきた。ベトナムやフィリピンも同様で、領有権問題は以前からあった。しかし、今回の中国による岩礁の埋め立ては、規模、スピード、技術と全ての面でこれまでとは違う。広大な敷地を一気に埋め立て、3キロ級の滑走路を2年足らずで完成させてしまった。技術的にも他の国にはまねのできないことだ。

埋め立て地には司令部などの軍事拠点を置くことが可能だ。中国にとっては、大陸の南端が延びたことと同じ意味を持ち、活動範囲が驚異的に増す。中国が防空識別圏(ADIZ)を宣言しなくても事実上、軍用機や旅客機の航行を制限することになる。(中略)

日本の軍事化を懸念する声があるが、非現実的だ。フィリピンは第2次世界大戦の激戦地になり多数が犠牲になったが、今では日本をゆるし、むしろほとんどの人が好感を抱いている。安倍晋三首相の戦後70年談話も「侵略」「おわび」など4つのキーワードが盛り込まれた。安倍首相は憲法改正は難しいと判断し、今回法律を成立させた。現実主義者だと思う。(以下略)

勿論反対意見も多数ありますし、「あぶない一神教」(小学館新書)発売に関連して社会学者の橋爪大三郎氏と元外務省主任分析官の佐藤優氏による対談「日本人が知らない『一神教の世界』」(10月9日発行週刊ポスト)では、「反知性主義」に対する懸念が吐露されていました。

この中で橋爪氏が「未知なるものと直面しているいま、2000年以上の歴史と伝統を持つ大きな物語――つまりは、宗教や神学を土台にし、現代の国際情勢や国家、そして自分自身を見つめなければ、何も理解できません。」と述べた内容は大きな課題でもあります。

これは、宗教評論家から指摘されている「浄霊を普及している教団のこれまで果し得なかった問題」(各支部HPで割愛した内容)と併せて胸に重くのしかかっています。

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